髪を整える仕事
理容師の仕事はお客様の髪を切って整えるのが仕事です。
髪を切る場合は、お客様の要望に応えて髪質に併せて考えながら切っていきます。
また常連のお客様となれば、髪質などを覚え自然といつもと同じようにカットできることも時には必要です。
髪を切るばかりではなく、お客様を接客し応対も行います。
髪を切るといっても、髪を切るだけではないです。
髪をまずは整え、髪を切り、その後に髪を洗ってトリートメントで整え、ヒゲやうぶ毛を剃り、髪全体を整える、また肌の手入れをする場合もあり、色々な仕事を行います。
髪を切りたいお客様もいますが、それ以外にも髪を染めたい、パーマをかけたい、爪の手入れをしたい人もいますので、それも行います。
理容院によってはお客様に髪や肌に関してのアドバイスをするところもあります。
理容師になる方法
理容師になるには、国家試験に合格して資格を取得しないといけません。
専門学校なら2年、通信制の学校なら3年通い技術や知識を学びます。
そして所定の学科を修了した後に国家試験を受験し合格すれば理容師の資格が得られます。
理容師として働くには、学校からお店を紹介してもらう、理容師を募集している理容院に応募するという方法があります。
お店で働くこととなると、すぐにはお客様の髪を切ることは出来ません。
まずはお店ではレジ打ちや店内の掃除や機材チェックなどの雑用をやらされます。
そして3ヶ月ほど経つと、シャンプー係になり、更に時間が経つと少しずつ任される仕事が増えていきます。
閉店後にはカットの練習をします。
お客様の髪を練習台にすることは出来ませんので、先輩などの髪を切らせてもらって練習します。
またお店によっては新人がお客様の髪を切る代わりに、カット代金を安くしているようなお店もあります。
コンクールもありますので、それが近づけば閉店後の練習も忙しくなります。
人によって違いますが、理容師になってお店に入ってから、2~3年程で一人前のなれます。
理容師の給与は高くないです。
30歳近くでも、年収300万円ほどであり、一般的な会社員の給与と比べると遙かに低いです。
大きなお店でも小さなお店でもさほど給与に違いはなく、男性の方が少しだけ給与は高いです。
特に新人時代は給与が低いのに、閉店後に練習をしなければならないのでとても大変です。
技術を磨いていけば、やがて自分のお店を持って独立することも可能です。
理容師は土日は働き、平日に休みを取る仕事であり、年末など忙しいときは休みが取れないこともあります。
自分の店を持てば給与は雇われている時よりも遙かに多くなり、チェーン店として他店舗を展開すれば、店舗数に応じてもさらに収入が多くなります。