ファッションデザイナーの仕事内容
ファッションデザイナーといえば、女性にとっては憧れのアパレル系の仕事です。
有名芸能人やモデルが自分のブランドを立ち上げることも珍しくない現在ですが、以前までと比べてかなりファッションブランドを作る難易度は下がってきました。
それは逆に言うと、ファッションデザイナーという仕事に含まれる業務の幅が大きく広がってきているということでもあります。
業務として共通しているのは被服のデザインを担当するということですが、企業に勤務をする場合はデザインだけでなくパターンメイキングや付属品のデザイン、見本製作、縫製工場との打ち合わせといったようなこともファッションデザイナーの仕事に含まれてきます。
「ファッションデザイナー」という職業名称の印象としては、パリコレなどで新作を発表するような世界的に有名な華やかな仕事というふうに思えるものです。
しかし、実際に仕事をしているデザイナーの多くは表に出ない裏方業務が多くなっています。
ファッションデザイナーとして仕事に就く方法
ファッションデザイナーとして勤務をするための一般的なルートとしては、まず服飾系の大学や専門学校を卒業し、そこからアパレルメーカーに就職するという方法があります。
特に必須となる資格はありませんが、被服のデザインをしていくためにはその背景にある文化や素材の性質、一着の服が作られるまでの過程などを理解していかないといけないため、学校で勉強したり民間で資格を取得したりすることの意味は十分にあるのです。
全国で服飾・被服学を学ぶことができる大学・短大は118校あり、ファッション以外に歴史や造形美、家政学などといったものを勉強することができたりします。
ファッションに特化した専門学校も多く運営されており、実際に企業と提携してファションを作成したりというようなことも広く行われています。
必要資格の有無
ファッションデザイナーの中にもいくつか種類があり、勤務をしていくためにはそれぞれ専門分野に特化した能力を備えることが望ましいです。
「ファッションデザイナー」というそのものズバリの資格はありませんが、就業に役立つ資格として「洋裁技術検定」や「パターンメイキング技術検定」といったものがあります。
これらは既成の洋服が作られるまでの過程を学ぶための資格であるので、アパレル系の職種に就きたい人全般におすすめです。
他にも「ファッション販売能力検定」や「ファッションビジネス能力検定」といった資格を取得することにより、世の中で受け入れられるデザインとはどういったものかを学び、さらにそれらのマーケティング方法についても詳しい知識を備えられるようになるでしょう。