写真を撮影する仕事
カメラマンと言えば写真を撮影するのが仕事であり、その被写体は人物から食べ物や家電などの品物、更にはビルなどの建物や森などの自然や生物など様々です。
写真は撮り方次第でその被写体が良くも悪くも写りますので、目的に併せて被写体を写さなければなりません。
カメラマンに求められるのは、写真を撮影する能力だけではなく、写真やその周りの機材の扱い方、撮影時の光の当て方、写真を撮る構図、撮影スタッフとのやりとりなどを覚えなければいけません。
カメラマンになるならどの分野で働きたいか決めるべきであり、以下のような分野があります。
・広告カメラマン
雑誌といった媒体に掲載する広告用の写真を撮影する仕事です。
人物を専門にする人や、その他の企業の製品もオールマイティに撮影する人などいます。
・報道カメラマン
雑誌や新聞などに掲載するための、事件現場や政治家などを撮影します。
カメラマンは一般的にフリーで活動する人が大半ですが報道カメラマンとなると、新聞社などに属している場合が多いです。
・戦場カメラマン
渡部陽一さんによって一気に有名になった戦場カメラマンは、実際に戦争が行われている地域に行って戦争の様子を撮影します。
仕事場は海外となり、実際に爆弾があったり、銃弾が飛んだりする中を駆け回って撮影するので、とても危険な仕事であり、流れ弾で死ぬ人もいます。
・水中カメラマン
水中の魚や自然などを専門に撮影するカメラマンです。
水中用の機材を揃えないと仕事にはなりません。
またダイビングが出来ることも条件です。
その他にも風景や動物を専門に撮影したり、スポーツ競技を専門に撮影したりする人がいます。
また有名な人になるとグラビア撮影専門の方もいます。
カメラマンになる方法
カメラマンになるには、資格や学歴は必要ありません。
しかしカメラや撮影に関する技術や知識は必須なので、美術系の大学でそれらの知識を学ぶと良いです。
未経験の場合は、すぐにカメラマンとして現場の第一線で働くことは無く、まずはアシスタントとして働きます。
またアシスタントではなくスタジオに勤めて技術を学び磨く人もいます。
独学で学ぶことも出来ますが、この場合は撮影のセンスが要求されます。
このようにして経験を積み重ねていけば、いずれ独立することも可能であり、カメラマンとして一線で仕事が出来ます。
独学で行っていくなら、写真展を開く、写真集を作る、作品を事務所などに売り込むなどして、自分の実力をアピールして認められれば、自然と仕事の依頼もくるようになります。
また今はデジカメでも高画質な写真は撮影できますが、デジカメこそ商品としての写真を撮影するのが難しいく扱いが大変です。
プロ用のカメラとデジカメの両方を持っておいた方が良いです。